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障子の張り替え費用はいくら?自分でできる?京都の建具職人が正直に解説

7月23日
読了時間: 5分


「障子が黄ばんできた」「破れが目立つ」「自分で張り替えられるのか、業者に頼むべきか迷う」——そんな悩みにお答えします。

 

こんにちは。京都・左京区で創業63年、建具ひと筋の西村建具製作所です。障子の張り替えは、当店に日々お問い合わせをいただく定番のご依頼のひとつ。この記事では、DIYと業者依頼、それぞれの本当のところを現場を知る職人として正直にお伝えします。

 

そもそも障子の張り替えはなぜ必要?

障子紙は和紙やレーヨン紙などでできており、紫外線・湿気・ホコリで徐々に劣化します。目安として、普通紙で2〜3年、丈夫な紙(プラスチック障子紙など)でも5年前後で黄ばみやハリの低下が出てくることが多いです。破れやペットのひっかき傷がある場合はもちろん、破れていなくても紙が黄ばむと部屋全体が暗く見え、断熱・採光の性能も落ちます

 

張り替えのタイミングと効果

 

① 見た目・採光の回復

張り替えたばかりの障子は白さと張りが違い、部屋の明るさが体感で変わります。特に和室は障子の状態ひとつで印象が大きく左右されます。

 

② 断熱・保温

障子紙と組子(格子)の間には薄い空気の層があり、これがガラス1枚よりもわずかに保温効果を持つとされています。破れて穴が空いていると、そこから隙間風が入り、この効果が失われます。

 

③ 建具本体の傷み予防

紙が破れたまま放置すると、桟(さん=組子の骨組み)に湿気や汚れが直接当たりやすくなり、木の反り・カビの原因になることがあります。紙の張り替えは、実は木部を長持ちさせるメンテナンスでもあります。

 

気になる費用の目安

費用は「サイズ×紙の種類×依頼先(業者かDIYか)」で決まります。あくまで一般的な相場としては、以下のような幅になることが多いです。

  • 業者に依頼:1枚あたり1,500〜8,000円程度(紙の種類・サイズにより変動)

  • DIY(自分で張る):紙代のみで1枚あたり数百円〜1,500円程度

  • 紙の種類:普通紙が最も安く、破れにくい強化紙・プラスチック障子紙(ワーロン等)は割高

 

ただし、これはあくまで一般論です。実際の金額は、障子のサイズ・枚数・桟の状態・紙のグレードによって一軒ごとに変わります。

 

※正確な金額は現物を見ないと確定できません。西村建具では最短即日でお見積りしますので、まずはお気軽にご相談ください。

 

障子の張り替えに使える補助金はある?

結論からお伝えすると、障子紙の張り替えそのものを対象にした補助金は、現時点では基本的にありません。「先進的窓リノベ2026事業」など国の窓関連の補助制度は、内窓の新設やサッシ・ガラスの交換工事が対象で、既存の障子紙を新しい紙に貼り替えるだけの工事は対象外となるのが一般的です。

 

ただし、断熱性能を持たせた障子(断熱障子紙・遮熱障子紙)を使ったリフォームや、障子を含む内窓・建具一式の断熱改修工事として提案できる場合は、制度の対象になる可能性があります。該当するかどうかはケースバイケースで、年度によって制度内容も変わるため、当店にご相談いただければ最新の制度に当てはめて確認いたします

 

※補助金・制度は年度で内容が変わります。詳しくは各制度の公式サイト、または当店へお問い合わせください。

 

自分で張り替えられる? DIYと業者の正直な比較

ここからは、多くのサイトが語らない建具屋ならではの本音です。

 

結論、DIYは十分可能です。障子紙・のり(または両面テープ)・カッター・霧吹きがあれば、慣れれば1枚30分〜1時間程度で張れます。ホームセンターでも紙とキットが手に入ります。

 

一方で、以下のようなケースはプロに任せたほうが結果的に満足度が高いと感じています。

  • 枚数が多い(4枚以上):仕上がりのムラを揃えるのが難しく、時間もかかる

  • 桟が歪んでいる・傷んでいる古い障子:紙を張る前に木部の補修が必要な場合がある

  • 変形サイズ・特殊な組子デザイン:既製の障子紙では対応できず、採寸・裁断の技術が要る

  • 仕上がりの美しさにこだわりたい:紙のたるみ・シワは経験値で差が出やすい

 

正直に言うと、単純な四角い障子を数枚だけ張り替えるなら、DIYで十分きれいに仕上がります。「時間をかけたくない」「桟の状態が心配」「京町家の意匠に合う紙を選びたい」という場合に、プロの出番だと考えています。

 

職人として、張り替えで後悔しないための3つの注意点

  1. 紙を貼る前に桟のホコリ・古いのりを完全に落とす:残っていると新しい紙が浮いたり波打ったりします。

  2. 季節・湿度を選ぶ:梅雨時など湿度が高い日は紙が乾きにくく、仕上がりにムラが出やすいです。

  3. 紙のグレードは「破れやすさ」で選ぶ:小さなお子さんやペットがいるご家庭は、普通紙より強化紙・プラスチック障子紙のほうが結果的に張り替え頻度が減り、コストを抑えられることもあります。

 

よくある質問(FAQ)

Q. 障子紙は自分で買えますか?A. ホームセンターやネット通販で購入できます。ただしサイズが特殊な場合や桟の間隔が古い規格の場合、既製サイズが合わないことがあるため、事前に採寸をおすすめします。

 

Q. 破れていないけど黄ばんでいるだけでも張り替えるべき?A. 機能面では急ぎませんが、採光・見た目の面では張り替えると印象が大きく変わります。目安2〜3年での張り替えが一般的です。

 

Q. 障子を洋室のスタイルに合わせて変えることもできますか?A. 可能です。組子のデザインや紙の質感を変えるだけでも印象が変わりますし、思い切って建具ごと造作するご相談も承っています。

 

京都で障子の張り替え・建具のご相談なら、西村建具製作所へ

「うちの障子、自分でできるか業者に頼むべきか知りたい」「桟が傷んでいて心配」——どんな小さなことでも構いません。最短即日でお見積り、24時間以内にご返信します。京都市内・関西一円、対応可能です。

 

 

この記事を書いた人西村建具製作所(京都市左京区・創業1963年)京町家から新築住宅まで、5,000件超の施工に携わる建具の専門店。

 
 
 

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